プリンタに紙を入れる時の裏技をご紹介します

ブラザー資料室 Brother Library

プリンタに紙を入れる時の裏技をご紹介します

こんにちは。ブラザーの山本です。


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プリンタが一度に複数枚の紙を給紙してしまった」なんてことはありませんか?このトラブルを私たちは「重送」と呼んでいます。重送の原因はいくつか考えられますが、紙が原因の場合もあるんですよ。でもちょっぴりお客様にご協力いただくことで、こういったトラブルも減るんです。その裏技とは、紙をプリンタに入れる前に、…

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こうやって、ワサワサとさばいて、紙のくっつき感を和らげていただくってことなんです。そうすることで、プリンタが一度に2枚以上の紙を給紙することを避ける手助けができるんです。


通常プリンタは、「給紙ローラ」というローラが回転することで、紙を印刷機構の中に取り入れます。

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しかし、なんらかの理由でローラが2枚以上の紙を印刷機構の中に取り込んでしまうと、重送を引き起こしてしまうんですね。この重送の原因の一つに「紙のバリ」があります。


平らに見える紙ですが、紙の中には紙の端っこが微妙に反り返っているものもあるんです。人の目にはわかりにくいですが、イメージで描くと下の絵のような感じです。(絵は極端に描いています)』

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この「バリ」がある紙をプリンタにいれると、一枚ずつローラが拾い上げなければならないところを、下の紙も引き連れて給紙してしまうなんてことが起きやすくなるんです。


それを防ぐために、上の絵のように、プリンタに紙を入れる前に、ワサワサと紙をほぐしていただきたいんですね。こうすることで、たとえ「バリ」があっても、紙は分離しやすくなるんです。


ところで紙にバリがあるかどうかは確かめることができますので、お手元にある紙を使って試してみてください。まずこのように紙を人差し指と親指で軽くつまみます。

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そしてそのまま、紙の端に向かってゆっくりと親指と人差し指をスライドさせてみてください。

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紙の縁を触った時に、紙の中程には無いわずかな出っ張りを感じるようなら、それはバリの可能性がありますよ。

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ではここでクイズです。どうして紙にはバリがあるんでしょうか?



その答えは紙を作る工程に隠されています。一言で言うと、紙は木材から繊維を集めてシート状にすることでできあがります。できあがった大きな紙は裁断され、「A4」や「B4」といったサイズになるんですね。


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このように裁断にはギロチン型のカッターも使われます。

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その様子を超拡大して横から見てみると上の絵のようになります。カッターの刃は横からみるとご覧のような形のため、いびつな切り口と、キレイな切り口をつくってしまうんですね。このいびつな切り口がバリの原因なんです。


ちなみに高級な紙の中には、4辺がキレイな切り口のバリの無い紙もあるんですよ。


ということで、『紙をさばくことによって重送を防ぐ』という裏技をご紹介しました。


編集日:2006年10月23日

このトピックスは2005年5月12日、13日のブラザー社員のブログを再編集したものです。